カテゴリー : 資産運用

イギリスEU離脱でどう動くか?

6月17日の朝から開票が始まりましたが、当初は残留派が優勢とのことで、円安株高となっていました。
無難にいけそうでよかったなと思っていたのですが、徐々に離脱派が優勢のようだとなるとドドドーっと円高株安に触れ、再び残留派が優勢とニュースが出ると元に戻るという、まさにジェットコースターの相場状況でした。
時間があったのでしばらく相場を見ていたのですが、どうやら離脱派が勝利しそうだとなった途端にドル円が99円になり、株価は奈落の底へ落ちていきました…
まさにリーマンショック級の出来事で、安倍首相がサミットで言っていたことが現実になったという感じです。

ここで考えなければならないことは、リーマンショックの時にどう動いていればよかったかということです。
正解は、株価下落に恐れず買い向かえば勝利できました。
投資はまさに恐怖との戦いです。
金曜日の急落で狙っていた株式をいくつか買いましたが、月曜以降も株価が落ちたところで買っていきたいと思います。
無借金で配当利回り4%超の銘柄がゴロゴロありますので、最悪株価が更に下げても配当をもらえたらOKです。
そして銘柄選択さえ誤らなければいずれ株価は復活するでしょう。
「待てば海路の日和あり」です。

NISAのデメリット

先月もそうでしたが、今月も今回を入れて2回しか更新していません…
見てくださる方がそれなりにいるようなので、来月からはもう少し頻繁に更新するよう努力したいと思います。

先日、JA大阪南の広報誌「はばたき」11月号に載る記事を作成したのですが、何について書くか悩んだ結果、ジュニアNISAについて書きました。
未成年者も株式投資等の収益が非課税になる仕組みですが、詳細ははばたきをご覧いただくこととしまして、ここのところの相場下落で損失を抱えてしまった方も多いと思います。
NISAの一番のデメリットは、損失の通算及び繰越ができないことです。
利益が非課税になることばかりに目がいきがちですが、投資は損をすることも考慮しなくてはなりません。
損失に対する救済が一切ありませんので、NISA口座における投資対象は、上がりそうな銘柄よりも下がらなさそうな銘柄を選択すべきだと思います。

今こそ買いの好機

昨日と今日の株式市場の暴落で、日経平均ベースで1000円以上下がりました。
年に1回か2回、こういうことが起こります。
たいていはそのうち元に戻ります。
恐怖感に打ち勝って、昨日と今日でお目当ての銘柄をそこそこ買いました。
さらに下がる可能性もありますので、余力はまだ残してあります。
全力買いは絶対やりません。

ギリシャ問題は今後どうなろうとも、相場の材料としてはもはや賞味期限切れです。
中国市場の歯止めがかからない下げ方は気になりますが、そもそも急激に上がりすぎていたのが元に戻ろうとしているだけにしか思えません。
為替市場は以前ならこういう場面では狂ったように円高になっていたのですが、今回は多少円高になっただけです。
そのあたりを総合的にみてチャンス到来と判断しています。

チャンス到来

ギリシャ問題で円高株安です。
以前からずーっと言われていた問題ですので、サプライズはありませんし、日本にとって将来的にはさほど影響はないはずです。
冷静に考えてこれは買いのチャンス到来です。
今まで高くて手が出せなかったあの銘柄やこの銘柄を安く手に入れる絶好の機会です。
株式投資は安く買うことが最も重要ですので。
たいした問題ではないのにみんなが売るときに買い向かう勇気が後々利益に変わるのだと思います。

それにしても世界で何か問題が起きると円が買われる状況は変化ありませんね。
世界の中の日本はまだまだ安泰のようです。

株式投資の是非

株で一度損をしてもう二度としないという方も結構いらっしゃいますが、それはそれで良い判断だと思います。
あの株価暴落時の恐怖感と絶望感を感じずに済むのですから。
株式投資における利益の代償は、恐怖と絶望に耐えることです。
楽して儲けることなどできるわけがなく、株で利益を出している人はそれなりの代償を払っているのです。
世の中においしい話は絶対にありません。

ちなみに株式関係の税率は優遇税率が終了して今年から本則の20%になりましたが、給与や事業所得の所得税・住民税合計の最高税率50%(来年から55%)に比べれば優遇されていると思いませんか?
年金制度がどうなるかわからない若い世代にとって、投資活動はますます重要になってくると思います。
私は税率的にも優遇されている(と私は考えます)株式投資で将来の安心を手に入れたいと思います。