中小企業再生の本を読みました

経営コンサルタントの方が、事例をもとに顧問先にどうアドバイスすべきかを書いた本を読みました。
税理士にとっても企業再生は使命の一つであり、私の専門分野にしたいと考えるところです。
実際にリスケ実現に向けて銀行と交渉中の得意先も存在します。
金融円滑化法によりリスケをすること自体は容易になりましたが、リスケは単に延命しているだけで、根本的な解決策ではありません。
リスケをしている間に本業の建て直しを図らなければなりません。
病気に例えると、輸血しているだけでは治らず、手術が必要なのと同じです。
病気は早期発見が重要になるのと同様、企業経営においても早期に対応することが重要になります。
会社を取り巻く環境の変化に気づかず放置していると、いつの間にか資金繰りが苦しくなり、借りては返す自転車操業になってしまいます。
いったん自転車操業に陥ってしまうと、なかなか抜け出すことができません。
いかに早く変化に気づくか? まず気づくべきなのはもちろん社長です。
社長がその変化に気づかないときは、その次に気づかなければならないのは顧問税理士です。
私は変化を見逃さない税理士であるべく日々精進しております。

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