本年最後の更新です
日経平均株価が年初来高値を更新して終了しました。
安部政権による円安誘導策への期待から、円安が進み、輸出関連株が買われたことによります。
残念ながら、私好みの「高利益率、無借金、低PBR」銘柄には資金が入ってきておらず、あまり恩恵を受けておりません。
来年以降の全体的な盛り上がりに期待します。
ところで、円安株高が日本経済を救うようなイメージが先行していますが、果たして本当でしょうか?
円安でメリットを受けるのは国内輸出企業ですが、多くは大企業だと思います。
大企業が潤ったとしても、その従業員や下請け企業に利益を分配するかどうかは別問題です。
さらに下請け企業である中小企業は、これまでの不景気で多大なダメージを受けており、従業員の給与を増やすところまで回復するのはかなり時間がかかるはずです。
株高で恩恵を受けるのは、もちろん株を持っている人です。
現在株が上がってますが、今日本株を買っているのは外国人です。
株が上がって利益を得る人は、1に外国人投資家、2に国内富裕層です。
日本人のほとんどは投資教育を受けておらず、投資に消極的なため、株式を保有しておりません。
よって、株価がどれだけ上がろうと、一般的な日本人は利益を享受できません。
私はむしろ、円安による輸入価格の上昇で、電気代や食料品等の値上げが心配です。
日本は日常生活に必要な物資の多くは輸入に頼っているのが実情です。
行き過ぎた円高は困りますが、やや円高くらいが日本で生活するにはちょうどいいのでは?とも思います。
細かいことですが、年末年始に海外旅行へ行かれる方にとっては、この円安は残念なことになりましたね…