テレビ番組「なんでも鑑定団」を見ていつも思うこと
テレビ大阪で放送中の「なんでも鑑定団」を昨日見ました。
毎回驚きや発見があって大変楽しい番組です。
ただ、私の仕事柄、いつも気になる点があります。
それは贈与税と相続税についてです。
自分で買ったものの評価については何の問題もありません。
評価額が低ければ損ですし、高ければ含み益になっているだけです。
売却すると所得税に関わってきますが…
問題は、人からもらったものを鑑定してもらう時です。
昨日もそうだったのですが、父親にもらったという骨董品の鑑定額が600万円とのことでした。
これは完全に贈与税の対象ですね。
鑑定評価額が真に正当であるという前提条件はつきますが。
税務署が毎回番組をチェックしているかどうかはわかりませんが、こんなにわかりやすい事象はありません。
もし番組出演をきっかけに税務署から問い合わせが来たら…まぁその時は素直に応じるしかありませんね。
これがもし父親からの遺産として取得したものなら相続税の対象になります。
骨董品についても相続税の申告書に財産として載せる必要があります。
もし私が税務署職員で出演者の担当だったなら、放送翌日に申告書を再確認するでしょうね…