今年の申告相談会もいろいろあります

とある会場での申告相談会のやり取りを書きます。
納税者の方の過去の申告および本年の内容を見ると、所得税・消費税ともに個人の申告としてはかなりの税額が発生しています。
普通は税理士関与を受けて当然の規模ですが、税理士に依頼はしていないようです。
話を聞くと、帳簿作成をきちんとしておらず、3年ごとに税務調査が入って追徴課税を受けているそうです。
税理士に依頼して帳簿作成を正確に行って青色65万円控除により節税を図りつつ、税務調査対策をした方が絶対よいですよとアドバイスしたのですが…
その方の回答は、「税務調査で言われた金額を払ったらそれでいいので」でした。
はぁ…そんな考え方をしているから3年ごとに税務調査が来るのですよ…
調査官からすれば、「行けばかならず追徴課税をとれるおいしいお客さん」です。

節税ができ、いろいろ相談もでき、税務調査による追徴課税がなくなることに比べたら、税理士費用なんて安いものです。
目先の税理士費用をケチっても何もいいことがないと思うのですが…
まぁ、税務調査を恐れることなくあっさり追徴課税を受け入れる心の広さに感服しました。
考え方は人それぞれですが、世の中にはいろんな人がいるんだなぁと感じました。

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