カテゴリー : コラム

生涯現役時代の働き方 その1

年金支給開始が60歳だったのが現在65歳となり、将来的には70歳になることも想定しなければなりません。
支給額も減るでしょうし、老後の生活を年金だけに頼るのはあまりにも危険すぎます。
ではどうするか?その対策として以下の3つが挙げられます。
1.生涯現役で働く
2.不労所得を得る
3.貯蓄しておく

現役時代に高所得を得ている方は3だけで大丈夫でしょう。
キャッシュのみで貯蓄するのは危険ですが。

2の代表的なものは、不動産所得と金融所得(利子や配当)です。
ただ、人口減少時代に借入を起こして新たに不動産賃貸業を始めるのはどうかと思います。
利便性が悪くて築年数が長い物件は空き家がいっぱいです。
国内がダメなら海外の不動産を…と考えるときもありますが、業者にだまされるのはゴメンです。
不動産所得の代替として、株式市場でリートを買って配当を得るのが王道だと考えます。
今現在はアベノミクス効果でかなり上がってしまいましたので買いづらいですが…

金融所得の代表は、債権の利子や株式の配当金です。
金利が低い今は配当利回り3%~4%の株式保有をお勧めします。
あとは円安を考慮したFXでの円売り高金利通貨買いによるスワップもよいと思います。
2000万円ほどあれば最低限の生活はできるようになります。
私は老後ではなく現役の間にこれを実現しようと日々努力しておりますが、果たしてどうなることやら…

ここまでいろいろ書きましたが、私も含めた一般小市民ができるのは、やはり1です。
とはいえ、変化が激しい今の時代に何も考えず一生働けるのかといえば、それはNOでしょう。
大企業に勤めていてもいつリストラされるかわからない時代です。
どうすればよいかを次回その2で書きたいと思います。

元上司の一言

私が大日本印刷の新入社員だった時のことです。
同じチーム内にすごく仕事が早い先輩がいました。
その方の仕事の出来はイマイチだったのですが、とある時に上司が言いました。
「あいつは仕事は少々雑やけどめちゃくちゃ早い。俺はそれを評価する。」

丁寧かつ早いのが最良なのは当然ですが、それは難しいところです。
「遅いが丁寧」が良いか、「早いが雑」が良いか、どちらの方が評価が高いか?
それは仕事内容による、といえばそれまでですが、私も後者をとりたいと思います。
やはり早いのはよいことです。
特に多くの人が連携して一つの仕事を進める場合、一人が遅ければ全体に迷惑がかかります。

その元上司の何気ない一言が私の頭にずっと残っており、今でも仕事を早くこなすように意識しています。
ただ、税理士として失敗が許されない場面がありますので、その時は時間をたっぷり費やしています。