カテゴリー : 資産運用

世界同時株安です

ギリシャ情勢が一旦落ち着いた後に株価は上昇していましたが、再び下落の一途を辿っています。
本質的な解決がなされておらず危機がまたぶりかえしてきただけであり、当然の結果だろうと思います。
ギリシャがユーロ離脱というシナリオに進むのかどうかが次の焦点になりそうです。

株安と同時に円高も進んでおり、もうすぐ為替介入をしていた水準まできています。
円高は悪いという論調が多いですが、円高が困るのは輸出企業だけで、ほとんどの企業と個人にとってはやや円高がよいのです。
円安になれば、食料や燃料、雑貨等の輸入に頼っているものすべてが値上がりし、国民生活に直接影響を与えます。
「リスク回避の円買い」という言葉を経済ニュースでよく聞きますが、この言葉を聞けているうちは日本は大丈夫です。
危機が起こったときこそ人は本音で行動するのであり、その時に日本が選ばれるのですからたいしたものです。

株式投資はギャンブル?

株式投資はギャンブルだと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、全くそんなことはありません。
よい会社の株式を適正以下の価格で買うことは、ギャンブルではありません。
(丁半ばくちで株を買うことはギャンブル以外の何物でもないですが…)
重要なのは、よい会社をどうやって見分けるか?です。
そのためには表面上ではなく会社の中身を知らなければなりません。
会社の中身を知るにはどうするか?
それは財務諸表を読むのが近道になります。
資産と負債のバランスは?流動比率は?借入れは多くないか?利益率は高いか?
自分なりに重視するポイントを決めて、それに合致する会社を探すのが株式投資の一つのやり方です。

私も最初のうちは財務諸表の読み方など全くわかりませんでした。
…これを読み解くにはどうやら「簿記」の知識が必要らしい。
複式簿記の世界と出会うきっかけを与えてくれたのが株式投資でした。
理系一直線だった私にとって、簿記は大変新鮮かつ興味深いものでした。
この道を進むとどうなるものか、ということで色々調べると、会計士と税理士に辿り着きました。
資格の取りやすさと仕事の面白さを考慮した結果、税理士を目指すことに決め、今に至っています。
投資の話から道がそれましたが、簿記検定や税理士試験の勉強についてもそのうち書こうと思っています。

資産運用について書いていきます

株式投資を始めて10年ほど経ちます。
10年前の日本株はバブル崩壊後の最安値近辺でうろうろしている時期でした。
確か2003年にりそな銀行に対する資金注入をきっかけに上昇し始めたのですが、買えば上がる上昇相場にのって利益を増やしておりました。
調子に乗って、自分の売買をすべて公開した投資日記ブログを書いたりもしていました。

ところが、ホリエモンの逮捕をきっかけに、上昇相場は終わりをつげて株価はどんどん下がる一方に。
いわゆるITバブル崩壊です。
そのあおりをうけて大きな含み損を抱えてしまい、ブログ更新もやめてしまいました…
現在も株式投資を含めた資産運用は続けておりますが、基本的には含み損との戦いです。
リーマンショック時にもFXで巨額損失を出したりしております。
失敗は成功の元といいますので、失敗も含めてここでいろいろ書きたいと思います。

日本国の将来設計が見えない中、老後を年金頼りにするのはあまりにも危険すぎます。
そのために、現役時代に資産運用の経験を積み、自分で年金を構築する必要があります。
私なりの資産運用に対する考え方を今後書いていきますので、読んでいただいた方に参考になればと思います。