「節税」について

「節税」という言葉をよく耳にします。
税務分野ではもちろん、世間一般でも使われる言葉だと思います。
「節税」を売りにしている税理士事務所も存在します。
しかし、私はお客様に対し「節税」という言葉は使わないようにしています。
その理由は、「節税」しているのではなく、「有利選択」を行っているだけだからです。
課税される事象につき、納税者にとって最も有利な処理方法を選ぶ、または有利な選択ができるように事前対処するだけのことで、納付すべき税金が節約できるわけではありません。
税理士としては当然の事をしているだけであり、あえて「節税」という言葉を使う理由がないのです。

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