網膜剥離闘病記 その1
2010年11月28日
以前から両目とも飛蚊症の症状があったのですが、治療することもできませんのであまり気にしていませんでした。
最近、飛ぶ量が増えたかな?という自覚症状(あくまで後から考えるとそうだったな、という程度です。)はありましたが、日常生活に差し支えありませんでしたので放置していました。
そして、この日の数日前から、どうも目の見え方が変だなぁ?という自覚症状が現れました。
数日間様子を見ましたが全く治らないので、右目を閉じて左目だけで見るようにして見え方を確認すると、なんと見えていない部分があるではありませんか!
やっと左目の視野の一部が欠けていることに気づき、これはすぐに眼科に行かねばと不安に思いながら眠りにつきました。
2010年11月29日
仕事終わりにM眼科で受診しました。
当時の仕事場はビルの3階で、偶然1階にM眼科があり、そこへ行きました。
今思えば仕事場の下に眼科があったので迷わず行きましたが、もしなければどこの眼科に行こうかとリサーチしている間に病状が悪化していたかもしれないと思うと、これは不幸中の幸いでした。
瞳孔を開かせる目薬をした後、眼科特有の暗室でM先生に左目の中をみていただきました。
すぐに原因がわかったようで、これは大変な病気ですと前置きされ、「裂孔原性網膜剥離」のはんこが押された紙を渡されました。
この病名の前半の意味は全くわからず、後半の4文字だけが頭の中に飛び込んできました。
網膜剥離?ボクサーがよくなる病気やな??殴られたことない自分が何でこんな病気になるんやろ???
M先生から以下のことを告げられました。
・早速明日から入院すること。
・特に希望する病院がなければK病院(紹介状がなければ結構なお金がかかる大病院です)に入院。
・明日朝9時に紹介状を取りに来て、その足でそのままK病院へ行くこと。
(その時は知らなかったのですが、M先生は元々K病院で活躍されていた名医だったのです。)
えっ?いきなり明日入院?マジでか…と思いましたが、失明するかもしれない事態では指示に従うほかありません。
どんな手術になるのか不安で一杯でしたが、今ならまだ間に合うというM先生の言葉を信じて明日から入院することを決心しました。
続きはまた次回。