網膜剥離闘病記 その4
2010年12月2日
「指定された姿勢」で過ごす日々が始まりました。
どんな姿勢かというと、常に顔を下向きにする姿勢です。
24時間下を向いて過ごさなければなりません。
もちろん寝ている間もです。
理由は、眼内に注入したガスの圧力を利用して、元の位置に戻した網膜を押さえつけるためです。
網膜は目の裏側にあるため、下を向くことによって網膜が上側の位置になり、ガス圧で押さえることができるという仕組みです。
時間が経てばガスは自然に抜けていき、代わりに眼内に水がたまっていくらしいです。
下向き解除が許されるのは、毎朝の診察時と、1日3回の目薬の時間だけです。
うまく網膜がくっつかない場合は再手術ということも聞かされておりまして、手術そのものの恐ろしさに比べたら下向き姿勢など楽なもんだと考えて、くっつけくっつけと祈りながら下向きを続けました。
次回へ続きます…