生涯現役時代の働き方 その2

生涯現役時代の働き方を一言で言うならば、「会社の肩書きに依存しない」ことだと思います。
自己紹介で、どこそこ会社に勤めています…で終わってしまう人は、今後の身の振り方を考えた方がよさそうです。
自分が何をしていてどういうことを提案できるか?を説明できなければなりません。
最悪なのが、自分は人から求められていると思っているが、実はその人ではなく会社が求められている場合です。
ひとたび会社を離れると、ただの人になってしまいます。

ではどういう仕事をしていけばよいか?
仕事の種類として以下の3つが挙げられます。
(1)誰にでも可能な作業を遂行するためだけの仕事
(2)その会社内でしか通用しない仕事
(3)いわゆるスペシャリストとしての仕事

(1)はそれなりに必要とされますが、賃金は安いため苦労しそうです。
(2)はこれまでは良かったのですが、リストラされるとたちまち路頭に迷ってしまいます。
今の時代で最も危険なタイプです。
定年退職まで地位をキープし続けられればいいのですが…それでも定年退職後は困りますけど。
やはり(3)の種類の仕事をどれだけやれるかが重要になります。
スペシャリストとしての仕事を極めることができれば、たとえリストラされようが、定年退職になろうが、オファーに応じて仕事を請けることができます。

極端かもしれませんが、労使の雇用関係というものはなくなり、個々に仕事をオファーする時代が来るのでは?と予想します。
総個人事業主時代の到来です。
現在においても、企業の社会保険料の負担は尋常ではありません。
雇用関係がなければ社会保険料の負担もなくなりますので、今後更なる負担増を考慮すると、あながち間違いではない気がします…

そして、もしリストラされたら…冷静に自分のキャリアの棚卸しをしてみると(3)に該当するものが見つかるかもしれません。
安易に給料大幅ダウンを受け入れて別の会社に就職するくらいなら、起業して自分のやりたい道を切り開くという生き方を選ぶのも選択の一つだと思います。

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