平成26年度税制大綱の感想

まだ細部まで確認しておりませんが、税制大綱が出ましたので気になる項目をピックアップします。

・消費税の軽減措置導入
以前にもこのブログで書いてますが、これは絶対にやめてもらいたいです。
これを推進する政治家は、実際の消費税申告の計算方法を知らないに違いありません。
事業者の負担増以外に問題なのが、10%にしても軽減措置を入れると増えるはずの税収が減ることです。
わざわざややこしくして税収が増えないのなら、8%のままでいけばいいのです。
更に何を軽減対象にするのかで業界団体が一喜一憂することになり、政治家の利権の温床になりかねません。
何一つ良いことがない政策です。

・軽自動車税増税
軽自動車について話題になってますが、新車を買ったら負担が重くなるというよくわからない内容です。
これでは新車が売れなくなりそうです。
中古車業界は歓迎するのではないでしょうか。

・給与所得控除の引き下げ
今でも年収1500万円以上の部分は給与所得控除がゼロですが、更に厳しくして1000万円で控除打ち切りという内容です。
これは高収入サラリーマンにとっては痛いです。
取りやすいところから取る方法の典型例ですが、給与所得控除は優遇されすぎていると思いますので私は賛成です。

・簡易課税の変更
不動産業のみなし仕入率が50%⇒40%になるそうです。
これまでは第5種事業の50%が最小のみなし仕入率だったのですが、第6種の区分を創設するのでしょうか?
事業用賃貸や駐車場経営の方にとっては痛い内容です。

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