白色申告者決算説明会の講師をしました
11月頭に税務署主催の記帳説明会をしましたが、今回は決算説明会でした。
主に売掛・買掛の計上、未収・未払の計上、棚卸、家事費按分、減価償却について解説しました。
自分で決算を行う場合にやっかいなのが減価償却だと思います。
中古資産の場合の計算方法も含めて知っておかなければならない項目です。
会計ソフトを利用すれば勝手にやってくれるのですが、白色申告者ですので会計ソフトを使っているわけがなく、手計算せざるをえません。
具体例を挙げて定額法での計算方法を解説し、最後に質疑応答を経て無事終了となりました。
税理士未関与の方はこの決算だけでも大変なのに、続けて確定申告書を作成しなければなりません。
他の所得や所得控除、税額控除等の記載が必要です。
税理士なしで独力ですべてを間違わずにできている納税者はほんの一握りだと想像します。
せっかくなので税理士関与のお勧めをさせていただきます。
来年からは白色申告のメリットが全くありませんので、これを機に青色に変更をお勧めします。
事業内容にもよりますが、税理士に依頼すれば青色申告特別控除額65万円の適用も可能になります。
その節税分で税理士費用の大半をまかなえてしまいます。
少ない負担額で記帳から申告まで、わずらわしいことは全部やってもらえるのですから、税理士に依頼して損はないと思います。