税に関する書籍にご注意を
税理士事務所に勤務経験のある著者(税理士ではありません)が書いた本を読んでいたのですが、所得税に関する内容で配偶者控除と配偶者特別控除合わせて76万円の控除が…と書いてありました。
ん?そんなに古い本だったか?と思い、最後のページに書いてある刊行年を見ると2010年と書いてありました。
かなり昔は両方の適用があったらしいですが、2010年はもちろん、もっと以前からどちらかの適用しか受けられません。
著者が勤務していた時代は正しかったのかもしれませんが、その後改正されていることを知らなかったようです。
そして誤った記述が誰のチェックを受けることもなく出版されてしまったようです。
税法は法律の中でも頻繁に改正があるのが特徴です。
だからこそ税理士という専門家が存在しているといっても過言ではありません。
税に関する内容を執筆される方はもちろん、読み手の方もご注意ください。
特に刊行日から年月を経過した本にはご注意を!
執筆時は正しい内容であったとしても、後日に改正されている場合がありますので…