財務省の軽減税率3案

税理士及び経理処理をする立場としては大反対の消費税軽減税率ですが、財務省がその案を出したようです。
酒を除く食料品すべてにするか、生鮮食品か、精米のみかの案が出ているようですが、いずれにしてもそれぞれの線引きをどうするのかが問題です。
仮に食料品を対象にする場合、スーパーの食料品売り場にあるような、大きなおもちゃにガムをくっつけたものは食料品として軽減対象になるのでしょうか。

現時点の案のように食料品関係だけが対象であれば飲食業以外の業種については経理処理にさほど影響なさそうですが、他の品目にまで軽減税率の対象が及ぶと困りますね…
消費税以外にも所得税の源泉徴収、住民税の特別徴収、社会保険料徴収、年末調整など、本来は国等がすべき事務負担を事業者に押し付けている現状がすでにあります。
さらに今後はマイナンバー対応も必要ですし、これ以上の事務負担増を避けるべく、軽減税率導入は見送りをお願いしたいところです。

格安スマホにチェンジ

私事ですが、先日、音声通話あり・データ容量1GBで税抜1260円の業者に変更しました。
ずっとソフトバンクでスマホになってから毎月6000円ほど払ってましたが、ここまで安くなるとすがすがしい気持ちになります。
実はソフトバンク端末の割賦支払があと半年残っているのですが、これを払い続けたとしても乗り換えた方がお得という判断です。

乗り換えのデメリットは同じキャリア同士の無料通話やメールアドレスを失うことですが、長電話する相手もいませんし、メールも他のアプリやGメール等のネットメールで代用できます。
この点をクリアできれば、もはや三大キャリアに高い料金を支払う理由がありません。
i-phoneを使いたい方以外は格安スマホで何の問題もないと思います。
ただ、格安スマホといっても今はたくさんの事業者がいますので、それぞれの特徴を調べてどこにするかを吟味する必要はあります。
私は単純に一番安い業者を選びましたが…
契約解除料は1年経過すればかかりませんので、そのときにはまた別のよい業者が現れているかもしれません。
スマホの通信業者はどんどん乗り換える時代になったのだと思います。

ノートパソコンを修理しました

2015-04-27 12.43.27
ノートパソコンのファンの音が最近おかしいと思っていたのですが、電源を入れてしばらくすると動作が遅くなって電源が落ちる現象が発生しました。
どうもファンが動いていないようで、熱を処理できずに電源が落ちてしまうようです。
ネットでいろいろ調べたところ、ファンが故障しているか、ホコリがたまってファンの回転を妨げているかのどちらかと判明。ホコリのせいであればパーツを掃除すれば済みます。
修理に出すと2万円前後かかるようなので、いちかばちか自分で解体してみることにしました。

デルのホームページでメンテナンスマニュアルを入手し、その通りにネジを外していくと意外とあっさりマザーボードにたどり着きました。
ファンを取り出してみると中でホコリがたまりすぎてスポンジ状になっており、これがファンの羽の回転を妨げていたようです。
きれいに掃除して元通りに組み立てて電源を入れると、通常通り起動してファンが回りだし、暖かい風が吹き出しました。
どうやら修理完了のようです。
買い換えることもなく修理ににも出さず、これぞエコ&節約です。

長らく放置してしまいました

確定申告終了後すぐに3月申告法人の決算処理を開始し、4月に入って遅れている通常の月次処理を進めたところでようやく一息つきました。
今は仕事が原因ではなく、生後50日を過ぎた愛娘の育児手伝いで寝不足が続いております。
無表情だったのが、たまに笑みを浮かべたり、アーウーと声を出すようになってきました。
男性の育児休暇取得について以前テレビでやってましたが、いざ自分がその立場になると休暇は必要だと思います。
私のような個人事業主にはそもそも育児休暇はありませんけどね。

特にこれといって書くこともないのですが、最近気になった宝くじのCMについてです。
6億円を30年で使えば年収2000万円の暮らしができるとか言ってますが、ちょっと違います。
実際は年収2000万円ではなく、約4000万円相当(もっと正確に言うと所得4000万円)です。
なぜなら、通常は収入に対し所得税・住民税が課税されますので、収入全額を自由に使えません。
高額所得者はおよそ半分が税額になりますので、2000万円を自由に使いたいなら約4000万円の所得が必要です。
ところが、宝くじは非課税ですので、6億円が当たればそのまま手取りになります。
そう考えると、宝くじで6億円当たればいかにすごいことかわかります。
まぁ当たる訳ないので私は買いませんが…

今年の申告相談会もいろいろあります

とある会場での申告相談会のやり取りを書きます。
納税者の方の過去の申告および本年の内容を見ると、所得税・消費税ともに個人の申告としてはかなりの税額が発生しています。
普通は税理士関与を受けて当然の規模ですが、税理士に依頼はしていないようです。
話を聞くと、帳簿作成をきちんとしておらず、3年ごとに税務調査が入って追徴課税を受けているそうです。
税理士に依頼して帳簿作成を正確に行って青色65万円控除により節税を図りつつ、税務調査対策をした方が絶対よいですよとアドバイスしたのですが…
その方の回答は、「税務調査で言われた金額を払ったらそれでいいので」でした。
はぁ…そんな考え方をしているから3年ごとに税務調査が来るのですよ…
調査官からすれば、「行けばかならず追徴課税をとれるおいしいお客さん」です。

節税ができ、いろいろ相談もでき、税務調査による追徴課税がなくなることに比べたら、税理士費用なんて安いものです。
目先の税理士費用をケチっても何もいいことがないと思うのですが…
まぁ、税務調査を恐れることなくあっさり追徴課税を受け入れる心の広さに感服しました。
考え方は人それぞれですが、世の中にはいろんな人がいるんだなぁと感じました。