最近目立つ相談事案で疑問に思うこと

自宅等の不動産を子供に贈与したい、またはすでに贈与したという方からの相談が増えています。
司法書士から不動産贈与の提案があったという話が多いです。
資産家ならまだよいのですが、疑問なのはそもそも相続税対策をする必要がない方からの相談です。

収益物件であれば、毎年の賃料を相続人に移すことで相続財産の蓄積を防げるため、メリットはあります。
しかし自宅や山林、空き地を生前贈与することが果たして得策なのでしょうか。
私の考えですが、不動産取得税・登録免許税・登記費用・贈与税を負担し、時間と手間をかけてまですることではないと思います。
相続発生時における登記であれば不動産取得税もかからず、別途手間がかかることもありません。

来年からの相続税増税を受けて何かしなければ!と考える方が増えているからなのでしょうが、時間とコストをかけて意味のないことをしても仕方ありません。
いきなり何かを始めるのではなく、財産目録を作成して税理士に相談するところから始められることをお勧めします。

税務相談センターのお知らせ

近畿税理士会富田林支部主催の税務相談センターを担当します。
 場所:千早赤坂村役場の保健センター
 日時:11月18日 午後1時~午後4時

予約制ですが、悲しいかな今のところ予約は入っていません…
飛び込み相談OKですので何か相談したいことがある方は是非どうぞ。

さらに予告ですが、12月19日と来年1月19日に開催される富田林市役所での相続税説明会も担当します。
12月は個別相談のみ担当、1月は講師も務めます。
市の広報にも掲載されますのでご興味のある方は広報をご覧になって当日是非お越しください。

丹波笹山に行ってきました

近畿税理士会富田林支部の日帰り旅行に参加しました。行き先は丹波笹山でした。
行きのバス内からビールをいただきました。朝から飲酒するのはこの日と正月だけです。
まずは笹山城と武家屋敷等の観光です。紅葉の時期なので景色も良かったです。
お昼にぼたん鍋をいただきました。地酒がいろいろあったのですが、なかでもどぶろくが印象的で、見た目は完全におかゆでした。やはり日本酒はよいですね…
その後、窯元で粘土をこねて帰りました。湯のみを2つ作ったのですが、完成して送られてくるのは年末頃らしいです。果たしてどのようになっているのか今から楽しみです。
2014-11-07 13.15.102014-11-07 16.25.18

株式投資の是非

株で一度損をしてもう二度としないという方も結構いらっしゃいますが、それはそれで良い判断だと思います。
あの株価暴落時の恐怖感と絶望感を感じずに済むのですから。
株式投資における利益の代償は、恐怖と絶望に耐えることです。
楽して儲けることなどできるわけがなく、株で利益を出している人はそれなりの代償を払っているのです。
世の中においしい話は絶対にありません。

ちなみに株式関係の税率は優遇税率が終了して今年から本則の20%になりましたが、給与や事業所得の所得税・住民税合計の最高税率50%(来年から55%)に比べれば優遇されていると思いませんか?
年金制度がどうなるかわからない若い世代にとって、投資活動はますます重要になってくると思います。
私は税率的にも優遇されている(と私は考えます)株式投資で将来の安心を手に入れたいと思います。

株価が反転上昇中

予想通り株価は底を打った感じで上昇に転じたようです。
下がる理由がなんとなく世界経済悪化懸念という場合はこんなもんです。
買い増しした分はプラスになっています。
ただし油断はできませんので、このまま放置するのではなく一部売りを入れて利益確定もしていきたいところです。

今度はなぜもっと買っておかなかったのか…と悔やんでしまう場面ですが、株式投資の世界は忍耐と後悔でできていますので仕方ありません。
投資歴が長くなるにつれてこの辺りの精神的強さが備わってきたと思います。
株式投資における精神的強さが現実世界で役に立つかと言われると何の役にも立ちませんが…