<金投資>若い世代に人気 年金不安に安全志向反映

ヤフーニュースにあった上記のタイトルの記事を読みました。
ある証券会社では純金積立口座の3割程度が20~30代とのことです。
実は私もその中に入っております…

私の個人的考えですが、金の購入は投資ではないと思っております。
なぜなら金は保有していても何のリターンも得られないからです。
株式なら配当、不動産なら賃貸収入、FXならスワップ、銀行預金なら利息があります。
売却益を得るのも投資収益の一つですが、それは投資の本流ではないと考えます。
あくまで所有することで利益を得られるのが投資だと思います。

資産分散を実行するにあたり、金は欠かせない存在であることは間違いありません。
貨幣価値はその国の力によって支えられているだけであり、国が滅びれば貨幣も価値を失います。
しかし、金は古代から人類共通の価値あるものとして君臨しており、その安心感は他に代えられるものではありません。
とはいえ、金の理想的な保有割合としては、総資産額の1割、多くても2割程度ではないでしょうか。

これから投資をスタートする方がいきなり金を買うのは間違っていると思います。
まずは株式や為替から始め、「所有によるリターン」を得る手段を持つことから始めなければなりません。
消費税増税と同じで、「その前にやるべき事があるだろう」という話です。

税に関する書籍にご注意を

税理士事務所に勤務経験のある著者(税理士ではありません)が書いた本を読んでいたのですが、所得税に関する内容で配偶者控除と配偶者特別控除合わせて76万円の控除が…と書いてありました。
ん?そんなに古い本だったか?と思い、最後のページに書いてある刊行年を見ると2010年と書いてありました。
かなり昔は両方の適用があったらしいですが、2010年はもちろん、もっと以前からどちらかの適用しか受けられません。
著者が勤務していた時代は正しかったのかもしれませんが、その後改正されていることを知らなかったようです。
そして誤った記述が誰のチェックを受けることもなく出版されてしまったようです。

税法は法律の中でも頻繁に改正があるのが特徴です。
だからこそ税理士という専門家が存在しているといっても過言ではありません。
税に関する内容を執筆される方はもちろん、読み手の方もご注意ください。
特に刊行日から年月を経過した本にはご注意を!
執筆時は正しい内容であったとしても、後日に改正されている場合がありますので…

JAL再上場について

一度経営破たんしたものの、国の支援を受けてよみがえり、9月19日に再上場するようです。
売出価格は1株3790円、株数は175,000,000株ですので、663,250,000,000円の資金が手元に入ります。
国から拠出された資金はこれで返済することとなり、国民負担は回避されました。
めでたしめでたし、と思いたいところですが…

忘れてはならないのは、以前の株主はJAL株をただの紙切れにされていることです。
株主優待目当てに所有していた個人株主はたくさんいましたし、国策企業はつぶれないだろうと老後の資金を充てていた方もいるでしょう。
そして、他の株式を売ってJALの新規公開株購入の資金に充てようという流れから、日本市場全体が下落しています。
間接的にすべての株主に影響を与えているといっても過言ではありません。

これは国策であり失敗できないという観点で考えると、上場後しばらくは堅調に株価が推移するように予想されますので、他の株式を売ってでもJALを買いに行く選択は正しいのでしょう。
ただ、個人的には感情としてJAL株を買いたいとは思いません。
投資の世界で感情を語るのは間違っているのでしょうけど…

情報誌のインタビューを受けました

『COMPANYTANK』という企業情報誌の取材及び写真撮影に行ってきました。
2013年1月号「企業は人なり」関西新設士業特集に掲載される予定です。
インタビュアーは元ボクシング世界チャンピオンの畑山隆則氏です。
どういう記事になるかは今のところわかりません。
大きな書店にしか売っていませんが、発売は次の元旦です。
記事をPDFデータでも頂ける予定ですので、本サイトにもアップいたします。
乞うご期待!

民間の医療保険は必要か?

私は以前に網膜剥離の手術を受けて入院したことがあるのですが、その医療費の支払時に思ったことが一つ。
それは、民間の医療保険に加入すべきかどうかということです。
実は私は入院した年の8月までかんぽの保険に加入していたのですが、更新せずにいたところ、11月末日に入院することに。
まぁ人生はこんなもんです。

病院からの請求は以下のようなものでした。
11月分請求 入院当日の各種検査と入院1日分 ⇒健康保険適用後の実費を支払
12月分請求 手術代と2週間少々の入院代   ⇒高額療養費の適用あり

12月分の合計請求額は数十万円になっており、健康保険で3割負担だとしても結構な金額です。
ところが、高額療養費制度のおかげで8万円少々で済みました。
食事代は別途請求されましたが…
入院が12月1日からでしたらすべて高額療養費の適用があったのが悔やまれます。
入院の時期を選べる場合には月末ではなく月初から入院すべきですね。

というわけで、手術入院しても1ヶ月以内で退院できれば約8万円で済むのです。
民間の医療保険に入ると、毎月2000円とか3000円の安い医療保険でも年間数万円はかかります。
保険料負担をそのまま貯蓄しておけば十分ではないか?と考えてしまいます。
ただし、病気がちな方や貯蓄する習慣がない方、特殊な治療に備えたい方には医療保険は必要だと思います。