網膜剥離闘病記 その6
術後は特に問題が起きることなく、順調に回復していきました。
24時間下向き姿勢にも耐え続け、何回か気がおかしくなりそうな瞬間もありましたが、10日ほど経ったときに寝るときのみ横向きOKの指示がでて、退院日の2,3日前には下向き姿勢解除となりました。
その時の開放感は言葉では言い表すことができません。
自由って素晴らしいと思いました。
家族が病院にお寿司やすき家の牛丼を持ってきてくれ、下界の食べ物はなんとうまいのかと感動していたのはよい思い出です。
病院食は量は多いのですが、やはり薄味で毎日続くと飽きてくるのです。
健康にはいいのでしょうけど…
剥がれた網膜は元に戻ったのでよかったのですが、最初に穴が空いた部分は手術しても元に戻らず、今でも左目の視野の一部が欠けた状態です。
といっても日常生活には支障がないくらいの小さい範囲ですので問題ありません。
退院から1年半経過した今でも定期的にM眼科に通って眼内の様子を診てもらっています。
おそらく一生眼科には通い続けることになるのでしょう。
退院後3ヶ月くらいの時に、右目の網膜にも穴が空いているということで、レーザー凝固手術を受けました。
早期発見できれば網膜剥離も予防が可能です。
皆様も目の見え方に異変があればすぐに眼科を受診してください。
今回で終わりにしようと思ったのですが、個人的に感慨深いネタが一つありますので、あと1話だけ続きます。